一人静かに内省す

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【記録用】2023年谷川航選手の演技構成

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今年試合で行った演技の中で最も高いDスコアの演技構成を記録しておく。完全独学の浅薄知識によるものなので絶対に正しいという保証はないです。技名も正式名称以外に通称も混ざっている。

 


ゆか(全日本団体選手権(3:27:18〜))

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春先の選考会までは以前の記事の構成だったが9月に行われたアジア大会からこちらの構成に。1節目をビッグタンブリングの組み合わせに変えて組み合わせ加点を取っており、5節目のひねり技の組み合わせを伸身前宙の組み合わせに変更している。今年の始めくらいに伸身の後方2回宙返り系を練習していると話していたが、得意な前方宙返りの組み合わせにシフトチェンジした模様。ビッグタンブリングが4技になったけどそれでも0.1しかDスコアを上げられないという現ルールのもどかしさよ。全体的にまだ余裕を感じられるけど、過去に前方2回ひねり〜前方2回宙返りに挑戦していたこともあるので種目別のチャンスがあれば挑戦するのだろうか。


あん馬(全日本個人総合選手権決勝)

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書き出してはみたが正直自信はない。Dスコア計算は合っているが技自体もそうだしカウントしている技が合っているか全く自信がないので、大体こんな感じの構成かな、程度で捉えてほしい。元々は2技目にC難度の逆交差倒立を入れていたが冬場に体調を崩し練習を積めなかったということで、技を抜いて春先の選考会に臨んでいた。結局NHK杯以降あん馬の演技を披露する機会がなく、元の構成を戻せているかどうかは不明(倒立技は得意なので現在は戻していると思ってはいるが)。


つり輪(アジア大会種目別決勝)

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昨年と変わらず。春先の選考会では体調不良の影響で2技目のけ上がり中水平を抜いていたがアジア大会で元の構成に戻していた。あん馬といいつり輪といい得意技を抜いていたのでかなり心配だったが無事戻してきてとても安心した。ホンマ十字の肩の位置、9技目の倒立の処理が昨年よりも良くなっている(私目線)。今年始めに十字倒立に挑戦したいという話をしていたが、体調不良の影響もあってか今シーズンでは実践投入はしていない。


跳馬アジア大会種目別決勝)

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従前から変わらず。リ・セグァン2はここぞという時にやってくるイメージがあるがやはりアジア大会で挑んできた。去年は中々披露できず、仕上がりきっていない印象だったが今年はかなりいい実施で結果も伴った。シーズン最後の全日本団体はいつもブラニクを跳んでいたが今年はリ・セグァン2を実施。手をつくミスにはなったが来年に向けての攻めの姿勢を感じた。


平行棒(全日本個人総合選手権決勝)

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なんとか今年の映像を見つけ出すことに成功した。構成は従前から変わらず。アームツイストの実施が改善している印象(私目線)。


鉄棒(アジア大会種目別決勝)

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従前と変わりはないがフル構成はこちら。春先は体調不良の影響でカッシーナを抜きヤマワキ(C)にしていたがアジア大会以降はカッシーナに戻していた。トカチェフの連続が出来なかったり、順手背面車輪の後がシュタルダー処理、終末技を月面にしたりとDスコアを落とす場合もあるが、アジア大会の決勝と全日本団体はこちらのフル構成をやってきた。今年は全日本予選、決勝、NHK杯アジア大会予選、種目別決勝、そして全日本団体の計6回全てで大過失がなく全日本団体ではチームで一番高いスコアが出ていた。今やすっかり得意種目☺︎


新しい構成はゆかのみ。あん馬、つり輪、鉄棒は体調不良の影響もあって技を抜いており選考会ではDスコアを大きく落として臨んでいたが、9月のアジア大会で概ね戻していた。いわゆる種目別用の演技構成というのは跳馬の2本目のロペスのみ。来年はいよいよ五輪イヤーだけど何か変えてくるのか、はたまた現在の構成をさらに磨きをあげるのか、どうしてくるでしょう。怪我なく健やかなオフシーズンを過ごせますように。